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会長 沼上清彦(HC6)

 会員の皆さまにはますますご清祥のこととお慶び申しあげます。

 この度、2018年度本会定期総会におきまして、5期目となる会長職をお引き受けすることになりました衛生学部化学科6期生の沼上です。役員諸氏の協力を得ながら、微力ではございますが、理学部同窓会の一層の発展のために引き続き尽力してまいりたく存じております。

 さて、理学部同窓会は、現在7,749名の会員を有し、規約にあります会員間の親睦を図り、理学部の発展に寄与することを旨に、種々の事業に取り組んでおります。

 一方、大学は、北里100×50、そして大村先生のノーベル賞受賞をいう大きなイベントが一段落したところであり、そんな中で昨年度は北里大学が「いのちを尊び、生命の真理を探究し、実学の精神をもって社会に貢献する。」という理念を定めたというのがトピックだと思います。

 創立50年を過ぎて、今更理念かと思われるかと存じますが、これは長木大三先生がまとめられた北里精神(=建学の精神)、すなわち「開拓、報恩、叡智と実践、そして不撓不屈」のインパクトが強すぎて、本来あるべき教育理念を定めることが今日に至ってしまったということではないかと推察しております。

 ともあれ、この理念は私たち卒業生にとっても、その果たすべき役割や目的、価値観が示されているものと考えており、今回建学の精神と教育理念が揃ったことで、大学としての体裁が整い、北里大学をより分かりやすく表現できたことは良かったのではないでしょうか。

 最後に、今任期中には、理学部の創立25周年記念行事や北里大学同窓会公開講演会の担当が予定されおり、会員の皆さまのご協力を得ながら、役員一同その責任を果たしてまいりたいと考えておりますので、何とぞ一層のご支援をよろしくお願い申しあげます。

   2018年5月21日

北里大学理学部同窓会
会 長  沼上 清彦